農薬中毒部会の歴史
殺虫剤などの農薬は第二次世界大戦後、食糧増産政策のもと、1950年代(昭和20年代)後半から全国の農家で使用されるようになり、またその使用量も急速に増加した経過があります。
農薬の使用は農作業負荷の軽減や農作物の生産性向上に寄与した反面、農薬中毒の問題が多発し農村医学の主要な課題となりました。
日本農村医学会では1966年(昭和41年)に「農薬中毒研究班」を組織し、翌1967年(昭和42年)より全国調査を開始しました。国際的に見ても先駆的であったこの調査は、1989年(平成1年)まで毎年実施され、3,000例以上の症例を収集。農薬による健康被害の予防・診断・治療に活用されました。
現在に至るまでを下記にご紹介します。
(クリックすると拡大します)
農薬中毒研究班による論文紹介
農薬中毒研究班(農薬中毒部会の前身)による論文(調査報告)です
(リンクをクリックすると論文をみることができます)
・農薬中毒臨床例調査 はじめに(日本農村医学会雑誌 第16巻 第2号(1968年5月)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrm1952/16/2/16_2_119/_pdf/-char/ja
・農薬中毒臨床例調査 全国集計(日本農村医学会雑誌 第16巻 第2号(1968年5月))
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrm1952/16/2/16_2_121/_pdf/-char/ja
・農薬中毒臨床例調査(日本農村医学会雑誌 第18巻 第4号(1969年3月))
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrm1952/18/4/18_4_164/_pdf/-char/ja
・農薬中毒の臨床的研究―4年間のまとめ ―(日本農村医学会雑誌 第27巻 第4号(1978年11月))
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrm1952/27/4/27_4_661/_pdf/-char/ja
・農薬中毒の臨床例―31例のCase Report(日本農村医学会雑誌 第33巻 第2号(1984年7月))
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrm1952/33/2/33_2_89/_pdf/-char/ja
・農薬による神経・精神障害に関する調査研究(日本農村医学会雑誌 第51巻 第5号(2003年1月))
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrm1952/51/5/51_5_724/_pdf/-char/ja
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